<野球の思い出話>

父と兄貴の影響で小学校３年生から、東京町田リトルリーグ北チームで軟式野球を始めました。兄貴はすでに硬式で、東京町田リトルリーグ中央１部の外野手でがんばっていました。

兄貴の代のチームは日本代表として、台湾行きを賭けて町田リトルＶＳ調布リトルの決勝を神宮球場でやったくらい強かったです。当時の調布リトルはメチャクチャ強よかった。神宮球場にも応援にも行きました。結局１−０で敗れてしまいましたが、ナイスゲームだったことは覚えています。兄貴はすごいなぁ〜といつも思っていました。

私は５年生で、東京町田リトルリーグ中央２部の入部試験を受けて硬式をやり始めました。
野球少年が少なくなっている今では考えられないですが、当時は入団試験があって、かなりの難関でした。試験は遠投と５０メートル走、キャッチボールを行いました。当時、町田市に森野スポーツというお店があって、そこの店頭に合格者が発表されるというシステムでした。今考えると何だかすごいですね。 

入部してからほとんど毎週日曜日は朝から晩まで練習でした。いろんな小学校や中学校の仲間が集まるので結構楽しかったのを覚えています。

練習場所は主に、山崎町の八小予定地（現山�ｱ高校）と呼ばれていた広大な空き地と座間キャンプ球場が主な練習場でした。バスと小田急線に乗って行っていました。座間キャンプ球場の敷地内はアメリカなので、アメリカ野球は硬式だけで、軟式がないので、設備はすごく良かったです。

球場もアメリカ仕様で、素晴らしかったのを覚えています。「がんばれベアーズ」の映画に出てくるまさしくそのままの球場でした。

午前中は筋トレで走るだけ走らされ、今では考えられませんが、水を飲ませてもらえませんでした。それが超キツカッタです。休憩時に母が作ってくれたレモン水（ただの水にレモンを絞っているだけ）がおいしかったのを覚えています。試合は好きだったけど、練習はあまり好きではなかったのかな？たまには雨にならないかな？と思ったものです。雨降って中止の時は嬉しかった事を覚えています。 

その後、１部に昇格してもチームのほとんどのメンバーが中学校１年生の先輩で、私はチームの中でもいちばんチビでした。まさしくリトルリーグ。現在もリトルリーグです。（笑ってください）

リトルリーグの規定で７月生まれの私は、６年生までしか在籍できませんでした。（リトルリ−グの年齢は、アメリカの学年が適用されており、８月１日以降生まれは中学１年生の夏までリトルリ−ガ−としてプレ−ができ、逆にいえば同じ６年生でも７月３１日以前生まれは、６年生の夏で終わる。）

守備はセカンドで頑張っていましたが、中学１年生の壁は大きく１度もレギュラー番号４をもらうことはありませんでした。１４番、１６番が多かったかな？主にコーチャーを任されていました。コーチャーだって出来ない人もいたので誇りに思ってやっていました。

また、遠征でいろんな所にバスで試合に行けるのが楽しかったですね。八王子や昭島など子供としてはすごく遠くに行ったというイメージがあってそれだけでウキウキしました。移動中は練習しなくていいし、楽しかった。 

当時、日曜日の日中はラジオの歌謡番組が多くて、道中バスから流れていた歌謡曲は今でも覚えています。ゴダイゴとか甲斐バンドとか熱中時代の「僕の先生はフィーバー」は皆でよく歌っていました。歳がバレテシマイマスネ。 

６年生最後の年に日本リトルリーグ・リトルシニア関東連盟合同開幕式が神宮球場であり、プラカードを持てることになりました。何故かというと一番のチビだったからです。ちょっと得した感じですが、理由がそれではね。でも憧れの神宮球場に入れて嬉しかった。プラカードの選手と主将の２人はずっと球場内に居る事が出来たので、なおさら嬉しかったです。試合もやりたかった。 

そんなこんなのリトルリーグの思い出でした。球友のみんなありがとう。当時の事がこれだけ覚えているのは、苦しいことも楽しいことも経験したことは無駄ではないという事だと思います。

中学に入ってからは、町田リトルリーグ北の軟式、硬式のメンバーで軟式野球チーム北斗クラブを結成して頑張りました。今でも北斗クラブが存続していて、本当に嬉しい限りです。

野球での思い出は、まだまだいろんなことが蘇えります。野球は最高で本当に楽しいです。私は今でもソフトボールチームに入り、健康の為に頑張っています。演歌歌手としてＮＨＫ紅白歌合戦には今世で出場するとして、来世は絶対に甲子園に出て、プロ野球選手になりたと思います。

　おわり